幸せの涙

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*幸せの涙・7* 「もう、無駄だ!世界は洗い流され、新たな時代を迎える!誰にも止められはせん!!」 とうとう、アメミット計画が遂行されるとの情報が入った。 細菌ウイルスと、その特効薬が、ついに完成してしまい、ウイルスが世界中にばら撒かれる。 そんな悪夢としかいえない当日。 偽情報に踊らされた俺達は、ウイルスを奪う作戦に失敗した。 ばら撒かれてしまう前に、どうしてもウイルスを奪わなければいけない。 そこで組織は、アメミット計画の要であるスティーブン博士を捕らえ、計画を止める手立てを吐かせる作戦へと切り替えた。 組織のは、博士が海外へ逃げると判断し、大半の人間を空港や港へと送り出した。 そんな中で、俺とフレイアだけは別行動をとった。 親父も俺も研究者だ。 研究者の性は、嫌というほどよく知っている。 特に、スティーブン博士のような性格の研究者が、どういう行動をするのか……。 凡そ、普通の人間には理解されないだろう。 博士は、必ずウイルスと一緒だ。 その目で、耳で、直接に自分の研究結果を見届けるに違いない。 そして、自分の成し得た成果に酔い痴れる。
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