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「アルゴさんは・・・ここで何している人なんですか?」
アルゴは首をかしげる。
「さあ?なにしているのかは俺にも分からないなあ」
「??どうゆうことですか?」
「ずっと昔ここに来たんだが、何故ここにいるのか、それが俺には全く分からないんだよ。とゆうか、忘れちまったんだ」
彼はちらりと扉を見て、微笑を浮かべる。僕は、今の言葉を聞いてアルゴに親近感を持った。
「それなら、僕とアルゴさんは似てますね」
「?、なんでだ?」
「僕も分からないんです。どうやってここに来たのか、何故ここにいるのか」
「ほーん、確かに似てるな。”ここにいる理由”が分からないもん者同士だな」
「そうですね」
アルゴも僕に親近感を持ってくれたのか、(多分)優しく笑う。
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