257人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
「他の男と手を繋いだお仕置きしないとな?」
ニヤリとほくそ笑むコージに、たじたじの私。
その夜、前夜以上に甘い夜を過ごしたのは言うまでもなく、
翌朝、
「もう、このままずっと一緒にいたいと思わない? 結婚しちゃおうよ♪」
冗談なんだか、本気なんだかわからないセリフを吐く。思わず真っ赤になった私は、慌ててベッドから起き上がり体育座り。
「まっ、まだ、ダメっ!」
しっかりシーツで体を隠しながら叫ぶ。コージはニヤニヤと笑いながら横になったままの体制で、肘を付き自分の頭を支えている。
「な~んだ、ざ~んね~ん♪」
ちっとも残念そうに聞こえない軽い調子のコージ。
あぁ、コージの押しに根負けする日は近い気がする。
最初のコメントを投稿しよう!