第1章

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「あー!!負けたー!」 「くっそ…マジありえねーだろ」 「なんだよっ…勝てねーな」 「また湊合かよ………」 「あー腹へったから飯行くか」 「ー…。」 ボーリングが終わって近くにある焼肉店に行くことになった …………。 楽しいのは楽しいんだけど………どうにも…頭がどっかにいってる感じがする そりゃそうだ…。…ユイに別れを告げて………まあ、それはそんなに大したことじゃないけど…。 ………初めて抱かれたんだから…。それも、テツに…。 ………。 認めたくないが………テツとのアレが…ずっと頭から離れなくて……。 …こうして俺がボーリングしたり連れといる今……………あいつはどこで何をしているんだろ…。と、ふとどっかでそんな考えがよぎる ……。いや……もう多分あいつとはあんなことは無いんだろうけど…………。 ……今まで通り……変わらずに居れるのか……。少し不安はあるかもしれない…。 「………。」 連れと焼肉を食べて………連れの家に行って…先輩とやらと合流してコンビニや公園とか……ウロウロしながら話していた 時間は既に深夜0時をまわったころ…。 明日は学校が休みだから…時間は大して気にしていない…。 でも……… 「…あ、わりぃ…俺ぬけるわ」 「湊合…?…なんだ?また新しい女か?」 「…うるせー…ほっとけ」 「…モテる男はちげーな」 連れとわかれて家の方向へと自転車をこぐ ……………。 「………。」 俺は…………あいつと何を話すってんだ……。 一度だけの間違いなんて…よくあることじゃないのか……。 …だったらなんで……こんなに不安になるのはなんでだ……………。 「はぁ…はぁ…」 テツの家の前についた あいつに会って……何を話すとか………そんなの分からなかった…。だから…もうあいつが寝てるなら…帰ろうとも思った テツの部屋の電気を確認する……。 「……ー。」 点いては………ないか…。 もう寝たのか…………。 .
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