第1章

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女の子の日というものに、昨日からなった俺からしたら憂鬱になることなのだ。 なるたんびに、あー、やっぱ自分は女なんだろうなと落ち込む日々ではあるが、その分嫁に癒やされるので問題はない。 男でも女でもなく俺は俺なのだとさらっと告げる嫁に感心しつつも、この人の内面的な魅力に気づく人は何人いるのだろうと嫁と通話してる最中に思った。 近々嫁の家に泊まるときに子供を紹介する事になるんだと思ったらとても衝撃的だが、それを受け入れている俺がいる事も事実だ、最近では通話中に聞こえてくる子供の声を聞いていってあげなくて大丈夫かと俺から言うくらいだ。 男を変えるのは女という話があるが、全くその通りだと思う。 嫁の子供だから可愛いと自然に思ってしまう俺が居た事にびっくりしていた。 元旦那と嫁の子供、普通は複雑な気持ちになるんだろうが、嫁が大事に守ってきたものなんだろうと思ったら子供の声を初めて聞いた時愛しく思ってしまった、コミュ症が起こったので声をかけられなかったが。 きっとこの子が大きくなったらさぞかし、可愛い子になるんだろうと思った。 俺はそれで充分じゃないかという気持ちと嫁との子供について考えていた。 そのうちお互いの遺伝子から子供が出きるようになるという話を一年前聞いた事を思い出していた、今は男性の遺伝子を体内で受精させ、妊娠するというのがよく耳にするパターンだ。
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