第1章

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B「ねぇ、こんな寒い中誰を待ってるの?」 突然後ろから声をかけられた私はこんな寒い中振り向くのも嫌だったから、その人に背を向けたまま答えた。 A「人を待ってるんです。一応彼氏なんですけどね、こんな寒い中彼女を待たせるなんて駄目ですよね……まぁ普段も駄目なとこあるんですよ。でもですね、たまに、たまにですね、ほんの少しだけ優しい所もあるんですよ。」 B「……そう…ですか……」 A「はい…私が風邪を引いた時なんかは学校休んでまで私の家に来て看病してくれるんですよ。笑っちゃいますよね?勉強得意なわけでもないのに、私なんかのために無理して……本当は嬉しいのに、甘えたいのに……私はいつも余計なお世話とか言っちゃって……っは!!ごめんなさいこんな話しちゃって、迷惑でした……よ……えっ……」 振り向いた私が目にしたのは私の大大大好きな……
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