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社長のその言葉に土屋は顔を青くさせながら、
「は、はい!もちろんわかっています!で、では、失礼します!」
これ以上ここにいたらもっと何か言われ続けると思い、そう言い残してすごいスピードで部屋を出て行った。
土屋が出て言った後、
「祥子さん、今回は本当にご迷惑をおかけしてすいませんでした。」
三浦が再度頭を下げて謝罪をした。
その三浦の謝罪に、
「もう謝罪はいいわ。それよりもあなたも土屋のお守りが大変だろうけど、頑張りなさい。」
祥子はそう言った後、
「あと、次同じことが起こらないようにしなさい。私の期待を裏切るのは今回限りにしてちょうだいね。」
と厳しい口調で言った。
それに、
「はい、もちろんです。もう二度と今回のようなことは起こしません。」
三浦は申し訳なさそうにそう言った後、
「今回の事は本当にありがとうございました。橋立さんは本当に逸材です。これからしっかりと育てていきます。」
と祥子に礼を言った。
「そうね、それがわかったならしっかり育てなさい。」
「はい。」
三浦はそう返事をして、社長にぺこりと一度頭を下げてから部屋を出て行った。
三浦が部屋を出て、部屋にいるのは祥子と社長だけになった。
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