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そして続けて、
「私、大丈夫ですよ。まだ高宮さんに会ったら体は強張るかもしれませんけど、高宮さんのおかげで祥子さんや晴海さんに会えたので今はとっても感謝しているんです。それにメンタル面も鍛えてもらいました。だから、大丈夫です。」
希はそう笑いながら言った。
それを聞いて、
「ふふふ、確かに希さんと会えたのあの人がいたからね。それだけは感謝だわ。でも、メンタル面に関しては鍛えられる前から希さんはすごく強かったと思うわよ。」
祥子も笑いながらそう言った。
そしてそんな会話をしている間に、
「そろそろ希さん家に着きますよ。」
希の家の近くまで来ていた。
晴海の言葉に、
「あら早いわね。」
という祥子と、
「えっ!うちへ向かっていたんですか?!」
どこへ向かっているのか知らなかった希は車の外を見て自分の家の近くだとわかり驚きの声を上げた。
そんな希に、
「そういえば希さんに言ってなかったですね。すいません、今日は色々あって疲れただろうって思って。迷惑でしたか?」
申し訳なさそうに晴海が聞いた。
「そんな事ないです!連れて行ってもらって、帰りまで申し訳ないなと思って。」
慌ててそう答える希。
「お安い御用ですよ。」
「そうそう。私が希さんと話したくて車に乗ってもらったんだから。」
「ありがとうございます。」
希がそう言った所で、
「はい、到着です。」
希の家へ到着した。
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