Yellow × Room

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「アンタはさ… 「だから、アキだっつーの」 「っ…アキ…は、アイツらとどうゆう関係、なの…」 こんな質問、答えてもらえるのかどうかわかんない。 でも、このまま何も知らない分からない人間たちに陵辱され続けるのなんて。 「…べつに、どーもこーも。関係なんかないですよ?」 「は…?」 「だってワタシ、あの人達のこと名前以外知らねーもん」 「ま、名前も本名かどうかわかったもんじゃないけどね」って、またどうでもいいといった口調で、アキは言う。 「みんなどっかの社長だとか、政治家の息子だとか?ウワサじゃアッチ系だってのもいるけど」 言いながら、人差し指をトントンと頬に当てる仕草をして見せた。 (なに、それって…ヤクザ…とか?そんなの、オレほんとに殺される…?) 一気に顔が強張ったのか、アキは「ほんとかどうか知んないけどさ」って付け足し、フイと視線を逸らす。 「じゃ…あ、アンタは…?アキ、は…何してるの…」 「は?んなの知ってどうすんのさ」 「、言えないような仕事なの、かよ…っ 「……」 もう、わかんないよ。 なんでオレこんなとこいんの。なんでオレこんな目に遭わないとダメなの。 なんで…なんでオレなの。 オレ、今まで何も悪い事なんてしたことないのに。 普通に生きて、真面目に働いて、ただそれだけなのに、ねぇなんで…? 「…べつに、ワタシの場合はただ運良く株で儲けただけだよ」 「、株…」 「そ、だから別にバックヤードがあるわけでも、大したスキルがあるわけでもない、ただの人間だよ」 しょーもない、ね。ってアキは自嘲するように笑ってみせる。 それは、ほんと?真実? じゃあアキは、なんでこんなとこ…目的は、なんなの?
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