410人が本棚に入れています
本棚に追加
「…まぁ、いろいろ知りたきゃ言うこと聞いて、あの人たちの扱いでも勉強しなよ」
「扱いって…」
「どーせ、こっから逃げることなんて出来ねーんだからさ」
「っ…オレ、殺されるの…?」
こうして見知らぬ男たちに陵辱され、侮蔑され、必要なくなればゴミのように捨てられる?
「言っとくけど、ワタシたち法に触れるようなことはしねぇから」
ブルっと震える身体を両手で抑えて尋ねるオレに、アキはそう言って、だから安心しなよ、って。
(人攫うのは法に触れることじゃねぇのかよ…)
なんて思ったけど、アキはもう何も答えるつもりがなさそうに見えたから、それ以上言うのはやめた。
「それよりさ、塗っときなよ、薬。明日、辛かったら困るでしょ」
今日中に治しといた方がいいよ、ってアキが言う。
"リョウ"も確かそんなこと、言ってた。アキがこの男なら、あとの二人っていうのは昨日の"ソウジ"と、もう一人は…
(あの、青い男…)
「あの人…そんなに怖い人、なの…?」
「…さぁ、何してんのかなんて知んないけどさ」
興味ないし、って。
オレの質問は軽くはぐらかされたのか、アキはフイと横を向き、かと思えばゲームを傍らに置き、椅子から立ち上がる。
「ね、塗れないんならさ、塗ったげましょっか」
「、は?なに…
「ほら、尻出しなよ」
「!ちょ、やめろ…っよ、んなの自分で…っぁ、
ゆっくりとオレの手から袋を奪ったかと思えば、中に入ってた軟膏を取り出して。
立ち尽くしてたオレをトンとベッドに押し倒し、一気にズボンを下ろした。
痛みのせいで緩慢な動きしか出来ないオレを四つ這いに寝かせ、尻を上げさせる。
「!?やだっ…や、やめろってば!!」
"リョウ"にされた一部始終が脳裏に蘇る。
恐怖と痛みを思い出し、勝手に身体がガタガタと震え出した。
(、やだっ…あんなの、もう…っ)
「!!ひ、…っ
ソコにヒタリと触れる冷たい指の感触。
そして左右に割り開かれる、不快感。
痛みを予測し、ソコがキュウと収縮したのがわかった。
けどそっと触れた指は、優しくソコをさするだけで…
最初のコメントを投稿しよう!