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「んっ……ふぁっ、やっ……」
クチュクチュと舌を絡め取られ、鐵の身体から力が抜ける。
口唇を離された途端に崩れ落ちそうになった鐵の身体を、銀がしっかりと抱き留めた。
「鐵、気持ち良かったの?」
銀の手が下半身に伸び、反応したそこに触れられた鐵が羞恥心から頬を染める。
「違っ……お前らが変な事をしてくるからだ!」
「僕達が悪いの? じゃ、ちゃんと責任取らなきゃね」
服の上から擽るように下半身を触れられ、顔を真っ赤にした鐵の目が潤む。
「や、だっ……触るなっ……」
「大丈夫、酷くしないよ? 鐵が気持ちいい事だけするから」
「ちょっと待てー!」
金が上げた制止の声に、銀がピタリと手を止めた。
「何?」
「お前も襲う気満々じゃねぇか!」
「だってこんなに可愛い鐵を目の前にして、手を出さないのはオスじゃないでしょ」
「その気持ちは解る……だから俺にもさせろ」
鐵の目の前で、金と銀が睨み合う。
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