雪が綺麗と笑うのは君がいい

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春が来て、夏になり、秋を感じるうちに冬が来る。 そうやって、いつも隣に彼がいて欲しい。 指輪の代わりにはめられた腕時計。 この時計が狂うことがないように、2人の間にも狂いがないように。 小さなケンカも、たまにはしよう。 けれど、必ずその日のうちにキスして仲直りが出来たらいい。 楽しい時は一緒に笑おう。だから、悲しい時は一緒に泣くんだ。 そうやって毎日を過ごしていきたい。 …いや、きっとできる。 やっとリビングに戻ってきた颯太に、そっと抱きついて冷えた身体を温める。 「……君に、永遠を誓うよ。」 その言葉に、回された腕できつく抱きしめられた。 そうしてずっと、お互いを抱きしめた。 【END】
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