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緑を基調としたステンドグラスがはめ込まれたドアには、小さなベルが付いていてそれを押すと申し訳程度にリンと鳴った。
こんなんで聞こえるのか?
そんな心配も杞憂のようで、さっきまで鳴っていた弦の音が消えた。
ガチャッと重い音と共に開いたドアから、その人が現れたとき、確かに世界の時間が止まった。
「……はい?」
大理石のような、内から輝くような白い肌。
長めの前髪からのぞく、薄茶色のアーモンド型の瞳。
薄く開いた唇は厚すぎず、思わず唇で塞いでしまいたくなるような……
「修理ですか?」
…………。
あれ?
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