雪が綺麗と笑うのは君がいい

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本当に、何から何までハルには頭が上がらないーー。 あの日……、颯太と初めて思いが伝わった日、2人の気持ちを察した久世が席を外さなければ、今でも片想いを続けていたかもしれない。 「久世さんの事、考えてます?」 「え?」 「今はダメです。今は、俺のことだけにして下さい。」 そう言って拗ねる仕草が可愛い。 有坂はもう一度、颯太の胸に頬をすり寄せた。
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