第1章

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「どうしたの、こんなところに呼び出して。」 「…。」 おどけたピースサインとへらへらとした姿にさえ、むっとしてしまう。 今日が何の日か、ちゃんと分かっててそういう態度をとるんだから。 今日こそ言わせてやる。 顔を赤くして、あなたへのチョコレートを胸に抱えた私に… 「あー、でもさ。俺今日バイトだからあんまりゆっくり会えないんだよね。」 好きだ、と。 「えっ…」 言わせるつもりだったのに…。
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