思い出1

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眠っている・・・それだけはわかる・・・なのになんでこんなに考え事が出るんだろう・・・? ジリリリリリリリリ 目覚まし時計の音が鳴る。 もう朝だ、起きなくちゃ。 6時30分、もう少し寝ててもいいか・・・ 「春―?もう朝よー?おきなさーい、 朝ごはん冷めちゃうわよー?」 (まだ起きてないふりしよう・・・) 「春ー?早くしないと春のために焼いた目玉焼きの黄身だけ食べちゃうわよ?」 (いいy・・・いや、ダメじゃん!!) 「今行くー!!」 ・・・まったくお母さんったら( ´Д`)=3 フゥ そんなことを思って朝食が用意してあるリビングへと足を向けた。 あれ?そーいえば今日って何月何日だっけ? 日にちはまぁいいとして、月まで忘れている自分に少しあきれた。 でももっと大事なこと忘れてる気がする・・・なんだっけ・・・ 「おかーさーん、今日って何月何日だっけ?」 そういった瞬間、一瞬だけお母さんが止まった気がした。でもすぐに 「もー、あんた馬鹿なの?今日は9月7日でしょー。この前春の誕生日会やったでしょ?」 そういわれればそうだったかも。確信がないまま 「あー、ごめんごめんw」 「もーしっかりしてよー」 ていってお母さんは家事に戻っていった。 ぼーーっとしたままこんがり焼けた食パンとキレイに焼かれた目玉焼きを口に運んだ。 そういえばこのところ昨日のことすら記憶があいまいになってきている。 ・・・老化が進んだのかなw とか思ってる間に食べ終わっていた。 「早く着替えて学校行きなさーい」 「もぅ、わかってるよー!」 「あら・・・怖い怖い、反抗期かしら・・・」 「違うからw」 早く着替えなくちゃw 昨日はワイシャツ長袖着ていったっけ?半袖着ていったっけ? 「おかーさ・・・」 やっぱり聞くのやめたwまた馬鹿にされそうだしw うーん、まだ9月で暑そうだし半袖でいっか。 半袖のワイシャツに腕を通し、スカートをはき、着々と準備を進めていった。 ・・・よし、着替え終わった! えーとカバンカバン・・・あった うん、これくらいでいいよね、教科書。 「んじゃ、いってきまーす」 「はーい、いってらっしゃーい」 台所で朝食分の皿洗いをしているだろうお母さんから返事を聞いて玄関を開けた。
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