0人が本棚に入れています
本棚に追加
「藤吉!」
「……はい」
「紫桜…?」
「知り合いか?」
「……同じ中学でしたから」
「そうか。それなら、安心だな。学級委員だからよろしくな」
「……わかりました」
席は左隣。
どうして…?
どうして、和人が……。
お父さん、転勤ある仕事じゃなかったよね…。
……それよりも!
新しい先生……。
名前も一緒。
ってことは、あれは、写真の人。
遠夜の元カノ……だよね。
どうみても……大人の女性。
お子さまの私とは違う。
このまま、接する時間が長ければ、惹かれてしまうのは時間の問題じゃ……。
私の心に不安という名の荒波が立っていた……。
最初のコメントを投稿しよう!