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「ふっ…まさか本当にアレを防ぎ切るとはな…」 さして驚いた様子も無く逆に楽しそうに呟いた。 「…なにが、目的だ?」 楽しそうにしている魔族と違い現魔王は疲弊した様子でじんわり汗をかいている。 「目的だと?そんなの暇を紛らわすための退屈凌ぎに決まっているだろう」 「…そうか」 「くっくっく、本当の楽しみとは最後に取って置くものだろう?人間という下等生物共がどこまで我を楽しませてくれるのか見物だな」 高笑いしながら去って行った魔族に一抹の不安を覚えながら現魔王は防衛のため魔大陸全土を覆う結界を張ったのであった。
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