第1章

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その日は、夜のデートを楽しんで帰った。最後 の、デートを。 その日の帰り、琴里は交通事故にあって死亡し た。 突然の別れ。本当に突然な、永遠の別れだった。 もし、デートの帰りに、琴里を家まで送っていれ ば、琴里は死なずにすんだかも知れない。そう考え ると、俺の心の中は、後悔と悔しさ、悲しみで溢れ かえった。 ふと、頭の中によぎる、あの約束。
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