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次の日、私はきっかりと7時に起きた。
服を着替えて、下に降りると既に姉は朝食をとっていた。
「あ、ちゃんと起きたわね。おはよう」トーストをかじりつきながら姉は言った。
「おはよう」と私も返す。
父は既に仕事に行ってしまっていた。
母は庭で洗濯物を干している姿が見えた。
「9時ぐらいには出るから」と姉は言う。
「分かった」
冷蔵庫に入ってるトマトジュースを手に取り、居間へと移動する。
プシュと音を立ててプルタブを開け、口に運んだ。
「え?朝食それだけ?」
姉はびっくりした顔でトマトジュースの缶に指をさす。
「うん、だってお腹空かないし…」
「あ、そう」と姉はソーセージを齧りながら返した。
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