2人が本棚に入れています
本棚に追加
パーキングに着くと、姉の車と言うより義兄の趣味なのか赤色に近い紫色のワゴン車が1台だけ停めてあった。
「車買い換えたの?」
「あの人、最近ぶつけちゃってね派手に…修理するより買った方が安いって言うから…」
「あ、そうなんだ」
数ヶ月会っていないだけでそんな事があったんだと、本当に姉が遠くに遠くに離れていってしまっていたんだ。
「後ろは乗らないで、荷物置くから」
「分かった」
私は姉に言われた通り、助手席のドアを開けて。座席に腰を下ろした。
姉も運転席に腰を下ろして、シートベルトを締めていた。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「行きも運転してきたし大丈夫よ」
ふんっと鼻息を荒くし、力こぶを見せて張り切っていた。
最初のコメントを投稿しよう!