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あの後からのタチバナは私に対し、急によそよそしくなっていた。 その様子を見たハナちゃんがこっそり何かあったのかと私に耳打ちをしてきた。 私は唇をへの字にして眉間に皺をよせ、困り顔を作ってみせた。 「…そうなの、なんかごめん」と察してくれたのかハナちゃんはさっきのような事は聞いて来なかった。 カワシマも空気を読んだのか、何も言って来なかった。 「ねえ…タチバナ」 机に俯せて、腕の中に顔を埋めているタチバナは「なに」と答えた。 「具合でも悪いの」 「なんで?大丈夫だけど」 気だるい雰囲気のタチバナは体勢を変えずに、私との会話を早く終わらそうとする。 「いや、なんか具合悪そうだから」 「…そ」
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