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「古い台詞が有ります。
゛To be or not to be゛」
此方も向かず女は言った。
そう言っていた人を思い出す。
「随分有名なはずだよその台詞」
「ではどちらに?」
答えは知っている。
「何をすればいい」
「人を探しています」
「傭兵でなく?」
「いえ、傭兵を」
周囲の騒音は遠い。
「無理ですか」
火種は知っている。
黒髪なら城の側。
となれば相手は。
「戦は性に合わない」
「ならば ゛not to be ゛」
「俺は未だ生きていたいよ」
度数を上げたい気分に成った
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