第一章 幽霊部員
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* そんなわけで、渋々、景子はモップを武器に女子空手部の更衣室を覗いてみたのだが、平野が言うように、息遣いらしきものが聞こえてくるにもかかわらず姿が見えない。 で、気味が悪いので、部室のドアを少しだけ開けて、極道の妻のようなドスの効いた声で威嚇した。 「こらー! ここは女子空手部だよ、ウチってドSぞろいだから、腕の一本も覚悟してもらわないとね、覚悟しな!」
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