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プースターは起き上がることすら出来なかった。
彼は落胆した。濁流に勝ち、山賊もいなしたというのに。彼は男泣きし、己を悔んだ。
こうしてはならないと五分休憩して走ることにした。しかし、なんとした事か、寝過ごしてしまい、気がついたら3日目の朝だった。
彼は泣きながら走り出した。いまから30キロならまだ間に合う。彼は止まる事なく進んだ。
そして午後三時ごろ無事に収容所へたどり着いた。しかし、なんという事だろうか。目の前には仲間の死体が広がっている。彼はその場で持っていたナイフで腸を切り裂いた。
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