act.1

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 大学に入って時間も融通きくようになったことだし、都合はおまえに合わせてやるよ。  そんなことを言って、受験生である四つ年下の幼馴染が指定してきた日に食事を奢る。そしてゲーセンに連れ回して、家に帰す。彼と同じ小学校に通っていた頃はほとんど毎日一緒に居たが、彼よりも年上の自分は中学高校と綺麗にすれ違い続け、月に2、3日遊べればいい程度だった。
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