プロローグ

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「転んで死ぬわけないでしょ!」  なんて言ってたけれど、翔太の予想は当たった。  人間なんて頑丈そうに見えて脆いから。と、いう言い訳ももうできない。  ……悔しい。  腹を抱えて笑う姿が目に映る。  幼なじみが死のうと、絶対笑っている。  そういう奴だ。って、死んで一番に思い出すのがアイツの顔だなんて癪だ。  翔太の事なんて、思い出したくもないのに。
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