幼少期

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オビ?だれだそれは? そんなことを思っていると、部屋の扉が勢いよく開き、かなりきれいな女の人が部屋の中に入ってきてこちらに向かってきた。 「ああ……。オビ……。無事でよかった……。」 そう言いながら俺を抱きしめる。これで気がついた。俺はオビという男に転生したのだと。 俺はここがどこか聞くために口を開いた。しかし…… 「あ、あう。あう?あうあうあうあう!」 まともに声が出ない。どうゆうことか戸惑っていると女の人が俺の声に反応した。 「元気そうでよかったわ……。産まれてから目を覚まさないままだったから何かあったらと思うと心配だったのよオビ…。」 産まれてから?俺は自分の手足をよく見てみる。俺の手足は赤ちゃんのように小さな手足だった。 どうやら俺は赤ん坊に転生してしまったらしい…。 「とにかく無事でよかった…。ジャックにも伝えてこなくちゃだわ。オビ、お父さんを呼んでくるから少し待っていてね。」
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