第20章  星にかける願い

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だがやはり、すぐに不安が大きく頭をもたげた。 彼女はいったい、どこに行ったのだろう。 もしかしたら、彼から離れようとしているのだろうか。 そしてこれが、彼女の選んだ答えなのか。 気持ちをジワッと締め付けるような苦しさが悶々と頭を巡り、 それが、最悪の答えにばかり辿り着かせる。 再び彼女は、自分の腕の中から離れてしまうのだろうか。 そして、もう二度と彼女と会えなくなるのだろうか。 彼女を――、彼女との恋を永遠に諦めなければならないのだろうか。 だがこれも、覚悟していたこと。 彼女に、ありのままを話すと決めた段階で予測できた結果なはずだ。 そう理解はできるが、やはり心は痛み、迷いに繋がる。 僕は、間違ってしまったのだろうか――。
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