「金冠の恋」 あとがき

あとがき

しかし、当初「悲恋を迎える一途な片想い」をテーマにしたからか、
どうにも話が温まらず、書き始めて間もなくから何度となく筆が止まり、
ついには話が熟して温まるのを、どれ程か待つことに。

ですがそんなに時間をかけ、改稿を繰り返したにも関わらず、
このお話は、私にとって、かなりの難産となりました。

お陰で、挫折の連続。

最初に「悲恋」という終わり方に挫折し、
話を進める内に「片想い」にも挫折。

それならば、せめてもと挑んだツンデレ彼氏も、
どうにも広がらないツンとデレのギャップに、中途半端。

挙句には、ストーリーの中で苦しむキャラたちと一緒に
どっぷり苦しんでいる自分がいるという、なんとも情けない有様。