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「全部、終わった?」
彼女の手を引き、廊下を歩きながらちょっと振り返る。
「うん」
彼女は、小さく微笑んでコクンと頷いた。
そんな彼女に自分も微笑み返し、リビングへと入って
ホワイトベージュのソファに座る。
そして付いてきた彼女を、忍は自分の左膝に座らせた。
「荷物は、言われた通りに入れてもらったよ」
「うん、ありがとう」
頷く彼女の細い腰を抱き寄せ、彼女の頬にチュッと唇を寄せる。
そして、
「それで、何が分からなくなっちゃったの?」
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