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その中で、ダントツにモテていたのがこの男。
連日連夜の飲み会に、誰もが疲弊し始めた頃。
キングとして君臨していた彼が、不参加宣言。
「…ごめん。俺、今日は行けないや。
残念だけど、田舎から母親が出てきてさ。
新居を見たいって言うんだよなあ」
そう言って、悲しそうに微笑むから。
誰もが『どうぞどうぞ』と許したのに。
その日、私はたまたまストッキングが伝線し、
穿き替えようとトイレに向かっていて。
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