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「きゃーっ! すごいね!!」
試合が終わった瞬間、彼らの周りにあたしたち女子メンバーが駆け寄って。
秋山くんたちの周りを取り囲む。
「おめでとーっ!」
タオルやドリンクを手渡しながら、その誰もが笑顔で。
「お疲れさま」
あたしが持っていた秋山くんのタオルを、笑顔で渡した。
見上げた先の秋山くんは、どこかホッとしたようで、少し眉を下げた困った笑顔にも見えて。
「どうしたの?」
いつもと少し感じが違う秋山くんが気になって、そう声をかけると。
フッと、小さく笑って。
「よかった、勝てて」
「えっ……」
「これでも、けっこう緊張してたんだよ」
秋山くんからは思っても見なかった言葉が聞こえてくる。
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