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カサカサカサカサ
「ア゙ア゙〰〰面倒クセー!!!」
歩、ある山奥でひとりの男が叫び声を上げた。
半透明の彼は幽霊のような姿でジダ植物の草むらでナニかを探しているようだ。
「仕方ないでしょ!嫌なら止めれば?一生そのまま透明人間でいなさい!」
バサバサと翼をバタツカセ逆ギレしている小さな悪魔の様な妖精。みためはセクシーで可愛いが性格が悪そうだ。
「な・ん・で・やねぇ~ん!」
関西の民でもないのに大阪語を操り白眼をムキながら狂ったように草むらを凝視している。
透明人間の白眼は白くないがな!
それをみた妖精の様な悪魔は彼のお尻をエロい顔をしながらナデナデした。
「ふぉわーい!?ティケさん…なぜに?ケツを触るのでしか?」
コスプレした女子高生を小さくした悪魔のような妖精の名前はどうやらティケのようだ。
「こんな山奥で汗をかきながらハァハァいって四つん這いになりながら、ありもしない出鱈目な嘘を信じて必死に”空気の実“を探す純情なミチュをみているのに飽きただけよ♪」
どうやらこの間抜けな男の名前はミチュのようだ。
「!?なんばビッチッ!?」
途方もない重圧感がある疲れが頭の上から落ちてきて蛙よりも凹むミチュ。
「うふふふ♪可愛い♪早く帰りましょう♪腹ペコさん太郎だよ♪」
虹のようにティケの瞳はキラキラと輝いてお腹がグゥ~と大きな音をならしました。
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