第1章 幼なじみ

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「キヨ、このリングってさ」 カオルちゃんが帰ってからすぐ、 キヨに新聞記事を見せる。 「あぁ…薫子が持ってきたやつか。」 このサファイアのリングは そこらの宝石とは価値が 遥かに上と全く違う種類だった。 農民の秘宝と呼ばれているのは、 なにやら見つかった場所が 農地だったらしく、そう呼ばれている 「なぁマナブ、この宝石オークションに出されてんじゃん?」 確かに。 「記事にも書いてあるな、」 どれどれ、落札者は……… 「なるほどねぇ…、キヨ見て」 キヨは俺が示した場所に気づくと パッと俺を見た 「普通のサラリーマンが  結婚指輪に、って  …10億だぞっ!?」 そう、10億で落札された。 俺たちの家柄なら安いが… このサラリーマンは違う。
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