エピローグ

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孝一は先にマンションで夕飯の支度をしていた。 山本も菜月も手伝ってくれ、テーブルに料理が並ぶ。 彼女が帰ってくると玄関に孝一が迎えに行き、帰ってきた彼女の唇に軽く口付けをした。 彼の温もりを感じ、これから産まれてくる我が子の胎動を感じ幸せがこみ上げ、彼に軽く抱きついた。 『孝一さん』 『んっ?』 『ありがとう』 何がだろうと思ったが、彼女の表情は柔らかく安らぎを感じさせてくれ、彼も微笑み、もう一度口付けをした。
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