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家族写真を撮り、食事を皆で済ませるとそれぞれ予約した部屋へと行き、みちると孝一も部屋へと行った。
式を挙げる前に入籍も済ませていたが、本当に夫婦になったんだなと改めて実感して心が満たされていく。
『これからも、良い事も悪い事も、一緒に共有していきたいです』
みちるは改めて言う。
彼女の瞳を見つめ、「そうだね」と言って軽く口づけをする。
『君には好きな羊毛フェルトの仕事も続けて欲しい』
『良いんですか?』
『もちろん。君の作品を観るのも、君に触れるのも同じくらいに好きなんだよ』
そう言って彼女を抱き寄せ、熱く激しい口づけをする。
彼の厚く逞しい胸に顔を埋め、背中に手を廻す。
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