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彼がぐっと彼女を抱きあげ、みちるは少し驚き声を出してしまう。
『新婚旅行は少し先だけど、新婚気分は早く味わいたい』
にやりと口元の口角をあげ、悪戯っぽく微笑み口づけをする。
『まずは君を存分に味わいたい』
熱い眼差しをうけながら、彼女を寝室に運ぶとバラの花びらがベッドに敷き詰められていて感嘆の声をあげる。
『こういうのも良いのかなと思ってね』
『そうですね』
顔を赤らめながらも嬉しそうに答え、孝一の頬に口づけで返す。
花弁の香りを吸い込み、彼とベッドの上で戯れる。
戯れが段々と、求め合い激しくする前戯かのようにお互いに触れ合い口づけを交す。
今までにない悦びを体の中に感じ、彼を迎え入れ愛し合い、互いの名を呼び合いながら絶頂を迎えた。
彼女を抱きしめながら、「これからは毎日、君を感じられるかと思うと抑えがきかないな。きっと」と言った。
照れながら彼女も「私も孝一さんと居られるだけで嬉しいです」と言った。
互いの悦びを噛みしめる様に、再び求めあった。
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