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アレらが建設敷地内を立ち去るとき――一般常識的に考えれば――相当な警報が響き渡ったはずだが、
周辺住民の誰もそれを聞いていない。
だから実際に警報は一つも鳴らなかったのだろう。
警報機のすべてがアレらの一部であればその不可解も理解できるが、
敷地内に残された警報機もあるので訳がわからない。
他に監視カメラの一部も残されていたから、
浩也たちは後にその白黒映像を見ることができたが、
その違いの差を知るものはいない。
代わりにいたのが途方もない憶測をする者たちか? もっとも聖書がフィクションでないとすれば、
その差は大同小異かもしれないが……。
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