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なんて不衛生な店だと怒るより。
私は、決心しました。
明日、仕事を休もう、父と母にも話して、弟を病院に連れて行こう。
だって。
どこにも虫なんていない。
私には見えない。
弟はおかしい、絶対におかしい。
今度は背後のレジの周りを手で払う弟をそのままに、私はコンビニを後にしました。
だって。
奥のドアの向こう側から、視線を感じたのです。
きっと、店長さんなんだと思いました。
本当なら、弟がお世話になっていますと挨拶をしなければならないのに。
私は、視線に気づかないふりをして店を離れました。
何かおかしい。
何か怖い。
翌日、抵抗する弟を、父と母と私と、近所に住む叔父にも来てもらって、みんなで病院に連れて行きました。
叔父も、弟の異様な外見に驚いて協力してくれたので、助かりました。
そして、弟はそのまま入院しました。
警察も来ました。
田舎が、大変な騒ぎになりました。
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