愛していると告げられた。

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 「……サクラ」  「ん?」  押し殺した声に、すぐに帰ってくる返事。 「もうちょっと、こうしてて、いい?」  夢が現実から離れていくまで。私の中から、あの姿が消えるまで。 「ん。好きにしとけ」  優しい声に、今度こそ涙が溢れた。
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