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龍「んー!いてて!」
ぴら「おいおい、まだ休んでろって!コーラ飲むか?買ってきてやるぞ?」
龍「いえ、いいんです。荷物、ありがとうございます!よいしょっと」(キルシュから、荷物を受け取る)
ぴら「ピジョンビューラーとして呼ばれたのに。。。辞めさせられて、これから、どうするんだ?コカに帰るのか?」
龍「いいえ、帰りません」
ぴら「それじゃあ、どーすんだよ」
龍「俺、ずっと迷ってました。コカにいた時も、ポリシビリティーに来た時も、先輩達に会えた時も、ずっとずっと、迷ってました」
ぴら「それは、それでいいんじゃないか?」
龍「それが、悪い事だとは思ってません。でも、今回の件で自分の中でハッキリしたことがあるんです」
ぴら「ハッキリしたこと?」
龍「俺は、一人じゃない」
桜「。。。。」
龍「先輩や、ピラクルさん、そして、短い間でしたけど、見回りをさせてもらったポリシビリティーで出会った人達。行けばコーラをストックしてくれてるコンビニのオバチャン。顔を見れば担々コーラ麺を作っとくよって言ってくれる料理屋のオジサン。殴っちゃったけど。。。病院でも話しに来てくれたタンクトップ集団」
ぴら「アイツら、あの状態のコウラに殴られてよく生きてたよな」
桜「確かに。。。」
龍「コーラのおかげだねって、話盛り上がったんすよね!」
ぴら「それは、絶対」
桜「勘違いだ」
龍「あ、あれ?おかしいな」
龍「ま、まぁ、そんなたくさんの人達に出会えて分かったんです!
『人と繋がるのに、時間なんて関係ない。変に意地を張らなくても、もう、認められてるからそこに居る』って」
ぴら「おぉ!なんか、今の歌詞っぽいな」
龍「はい!そうなんす!いい歌が書けそうなんですよ!だから、掛け持ちを辞める形になった今なら。いや、違う!今こそ、ピジョンビューラーを辞めて、俺は、自分の好きな事。音で!歌で!アーティストを目指そうと思うんです!」
ぴら「ほー!いいねぇ!応援するぜ!」
龍「ありがとうございます!実は近々LIVEがありまして。。。そこで、いい曲だって、投票されると、サクラジに出られるらしいんすよ!」
ぴら「えっ!!マジかよ!いついつ!?」
龍「はい!タンクトップ集団に教えてもらったんすけど、LIVEが。。。」
桜「行くぞ、ピラクル」
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