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ピラ「えっと。。。あった!お!見てよキルシュ。!すげぇ!大きな赤塗りの門!お洒落ー!」
桜「はしゃぐな。慎重に行けよ?セキュリティゲートを抜ける時こそ、事故が多いんだからな?あんまり加速を」
ピラ「分かってるって。ホントにキルシュは心配症だなぁ。ってかさ、ナビの設定や機器の操作だって出来るんだから、キルシュがたまには運転してくれても良くない?ホントはキルシュも運転でき。。。」
桜「本気で言ってるのか。。。それ」
ピラ「あ。。。ごめん」
桜「。。。いや、オレも悪かった。。。ふむ。ここまでデカイセキュリティゲートがあるって事はここもリアルの流通ルートの一つという事か?」
ピラ「んー、みたいだね。俺が最近配達してる時代はこのゲートより、もう少し未来だから、ここまで来た事ないけど。多分、この時代の『特産品』はリアルに出まわってると思うよ」
桜「なるほど。。。しかし、さっきいた時代の降りる所にはあそこまでしっかりしたセキュリティゲートは見当たらなかったぞ?」
ピラ「セキュリティゲートって、いわば検問みたいなもんだからね。、ここの時代の!これがほしい!!ってなって来るとリアルからタイムラインを越えてくる、会社や業者も多くなる。そうすると事故や、それこそ、その時代に影響を及ぼす程、特産品を持って帰ろうとする奴らとかが出てくるから、その為にセキュリティゲートは出来たって会社で聞いた」
桜「つまり、どのゲートにもある程度の検問は張られているが、利用する人が多い所ほどセキュリティゲートもしっかりしてるって事か。さすがに、そこまでは知らなかったよ」
ピラ「ま、俺みたいな仕事や旅行会社くらいしか知らなくていい情報だしね。キルシュ、左はどう?」
桜「待て、、、よし、今ならいいぞ」
ピラ「オッケー!減速確認。後は、コイツをセットして。。あ、あれ?」
桜「どうした?また降りる場所を間違えたのか?」
ピラ「いや、それは合ってるんだけど、あ、あれ?おかしいな」
桜「だから、どうした」
ピラ「怒らないで聞いてね?。。えっと、ゲートをくぐる為のセンサーが反応しない」
桜「。。。それは、つまり?」
ピラ「えっと。。。ゲートの手前で止められる」
桜「この浮遊感は?」
ピラ「もう少し、景色を見ててよキルシュ。ほら、お魚さん泳いでるかなー?」
桜「ピラクルぅぅぅう!!」
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