第弐詩(前編)~捜索せよ七変化、それは巻物~

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ピラ「よしっと、停車完了!んー!結構近かったなー!うわぁ。。見てよ!キルシュ!ビルが建ってる!でも、やっぱリアルと比べるとまだまだ低いなー!」 桜「。。。。」 ピラ「走ってるクルマもかなり古いねー!時代を感じるなー!うんうん!それに、今止めたこの駐車場も見てよ!平面だよ?笑っちゃうよねー!1時間無料とか書いて」 桜「このポンコツめっ!」 ピラ「あー!ちょっと、やめろよっ!ダッシュボードを叩くなー!」 桜「ふざけるな!お調子者の相手でも疲れるってのに!今度は整備不良だと!!」 ピラ「カッカしないの!あーもー!タイムポーターはデリケートなんだよ!?それに、止まっちゃって迷惑かけたけど、すんなり通してくれたじゃない」 桜「デリケートなんだよ!?じゃないだろ!セキュリティゲートで待たされている間の俺の気持ちに比べたらこのくらい!!」 ピラ「分かった分かった!悪かったって!叩くなー!。。。最近、調子悪いなーって思ってけど、まさかこのタイミングとはね」 桜「はぁ。。。」 ピラ「それに、もっともっと過去のセキュリティゲートで止まったら質問攻めで一日中帰れなかった時あるって、先輩に聞いた事あるし、ラッキーだったじゃん!タイムポーターも生きてるんだよ。ミスくらいするさ。ってか、キルシュが文句ばっかり言うから、怒ったのかもよ?」 桜「もう一発くれてやろうか」 ピラ「やめろよっ!やめろって!分かった!ブラウさんに連絡しとくからさ。ほら、機嫌直せって」 桜「ブラウさん?誰だソイツ」 ピラ「俺の愛車を見てくれてる人。とりあえず行こうよ。時間ないんだろ?」 桜「ったく。。。ナビが出るのも遅かったぞ。戻ったらまっさきに直しにいけ」 ピラ「はいはい。さてっと。。。さぁ、頼むよ!黒歴史探索装置!!ダウンジングポエム!!」 桜「。。。。またそれなのか」
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