第壱詩(後編)~時空を越える道それはタイムライン~

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ピラ「んーーー!朝日きんもちぃ~!いつの時代も、太陽!様々だよね!!」 桜「。。。はぁ」 ピラ「ん?どったのキルシュ?あー!もしかして、負けた事根に持ってるんでしょ?ま、引きぬくコツを掴んだ俺の敵じゃなかったって事さ。でも十分頑張ってたよ?キルシュは。5本俺の方が多かったけど」 桜「。。。。はぁ」 ピラ「そう、落ち込むなって!ほら!ちゃんとあったでしょ?任せとけって言ったじゃん!まぁ、、、最後の一本だった、、けど」 桜「。。。。もう、喋るのも疲れた」 ピラ「なんだよ~!キルシュ!元気出していこうぜ!さぁ!ポエムを回収といきましょう!隊長!」 桜「誰が!隊長だ!!ったく、ホント調子いいんだからなピラクルは。あー、ほら、さっさと『ソレ』寄越せ」 ピラ「『ソレ』じゃなくて、メモリアス!大事にしてよ?結構高いんだよ?これ!」 桜「ふん、知るか。こんな紙切れ、ソレで十分だ。俺は、誰かさんと違って自己満足でポエムを書いたりしないからな。どっからどーみても、普通の白紙だろ」 ピラ「あー!ヒラヒラすんなって!もー!丁寧に扱えよー!」 桜「丁寧も何も、その大事なもんをタイムラインに落とした奴がいるせいで、今ここにいるんだろうが」 ピラ「うー。。。それは。。。あははは」 桜「大体、メモリアスじゃなくて、普通の紙に書いていればポエムとしての効果は生まれなかった筈だ。なんで、よりによってメモリアスに書いたんだよ」 ピラ「。。。白紙じゃ、ダメなのさ。。。俺の頭に流れてくる言の葉達が、メモリアスの持つ魔力に引き寄せられる。。。いや、メモリアスが、俺の言の葉を呼んでるっていうか。。。」(大げさな言い回し) 桜「ようするに、バカって事な」 ピラ「おいっ!キルシュ!要約の仕方おかしいだろ!バカってなんだよ!バカってぇ!」 桜「うるさい。気が散る。ポエムを回収するぞ」 土を綺麗に払い落とされ、みずみずしささえ感じる真っ白な大根の一部、そこにはペンで走り書きされたような文字が書いてあった。 その白い土台を走る黒い文字に、キルシュがそっと薄い白紙を被せると 一瞬、紙が輝きを放った。 桜「よし。。。回収完了」 ピラ「ほぇ~。綺麗に写せたね!やっぱ、大根は真っ白じゃなきゃね!」 桜「俺の手は、土で真っ黒に汚れてるがな」 ピラ「あはははは。えっと。。。なんにも言えねぇっす」
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