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島田君が、
「最後は、先輩達の作品です。」と言った。
お互いの家族に挨拶に行き、自分達の関係と結婚を考えている事を告げ、家族との別れの言葉を交わす。
二人で夜中の誰もいないチャペルに忍び込む。
「いつまでも、君と一緒に生きる事を誓うよ。」
「私も、貴方と一緒に生きる事を誓います。」
と確かめ合って、指輪の交換をした後、抱きしめ合ってキスをする。
次に、少しぼやけた映像で、ロウソクの小さな灯りに照らされながら、べッドの上、裸で愛し合う二人。
そこで、映像はブラックアウトするが、
「私、貴方の子供が欲しい、、、生みたい。」と言う彩の言葉でその映像は終る。
部員達の俺達を冷やかす声が飛び交うなか、富田さんが、
「これで、全部ですが、、、でも、先輩、こんなの、提出して大丈夫ですか?後で、問題になりませんか?」と質問をした。
俺と彩は立ち上がって、部屋の前まで行き、島田君と富田さんに礼を言い、
「チョットした事情がありますので、、、その事は気にしなくても大丈夫だと思います。富田部長、後で校長先生がここに作品を取りに来られますので、すべての作品をこのフラッシュドライブにまとめて、そこの教卓の上に置いといて下さい。」と彩が言った。
すると、富田さんは、パソコンに落した全ての作品のファイルを、受け取ったフラッシュドライブにコピーし、他の全てのフラッシュドライブにもコピーをして、その一つを、彩に渡した。
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