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まさか、月白さんが年下だったなんて。
てっきり人間だと思ってたから、28歳だっていうのを信じてたのに……あぁ。だから、本性に戻ったら目尻のしわがなくなってるのね?
それに、ヒトじゃないのなら、見た目通りの年齢じゃなくて当たり前。
私だって……。ん? “私だって”?
あっ! わ、私。月白さんから見たら、めちゃめちゃ……おば……。
うわぁっ! 哀しすぎて自分でも言えない!
「真珠さん? 大丈夫ですよ?
私も成人しましたので、年齢差は関係なくなりました」
月白の言う通り、一族の者は18歳を過ぎれば成長が止まり、成人扱い。
18歳だろうが、300歳だろうが、見た目では判別出来ない。
どうして考えていることが分かったのだろう、と思いつつ。自分のほうが年上だと気づいた真珠の悩みにピンポイントで慰めてくる月白に、じーんとする真珠。
『ものすごい百面相のせいで、考えていることがだだ漏れていますよ。本当にお可愛らしい』と、心中で月白が呟いていることは、知らない。
「話を戻しますが――――緋月真珠さん。
あなただけをずっとお慕いしてきました。
どうか、私を受け入れてください」
「っ!」
あ、そうだ。年齢差のほうに意識が向いちゃってたけど。私、さっき告白……され……。
きゃあ! ど、ど、どうしましょう!?
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