7年後

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将太の声にやっと気がついたんはアイツ。 うわっ めっさ笑顔で近づいてきよった。 「おぉ! 篠崎! やっと来たか!!」 コイツは俺の学生時代の悪友。 実は俺も剣道は少々かじっとった。 集中力つくからな、これ。 篠崎「やっとってなんや、土方。 これ、ウチの息子な。 頼むわ。」 土方「お前そっくりだなっ! ところで百合は元気か?」 篠崎「人の嫁を呼び捨てすんなやっ」 中学まで同し大阪におったクセに、いっぱしに関東弁になりおって。 こうゆうのを『東京に魂売った』とか言うんや。 土方と話しとると将太が俺の袖を引っ張る。 こうゆう仕草が百合に似とるから可愛ええんや。 将太「なぁ、おとんのお友達?」
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