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百合「もちろんですよ。病院の中庭に稔さんが現れた時・・・・」
篠崎「俺は百合を抱きとめた時・・・・」
百・篠「「頭の中で声がし(まし)た」」
何年も経て、お互いが初めて口にする事実。
篠崎「へ? 百合はなんて聞こえたん?」
百合「”また逢えた”って・・・稔さんは?」
篠崎「俺は・・・”見つけた”って・・・・」
暫く見つめ合う。
自然とお互いが寄り添い、手を握る。
篠崎「もしかしたら、あの不思議な夢は前世の記憶なんかもな。
また生まれ変わったら、また見つけるから、来世でも一緒になろうな。」
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