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私は、ボランティア活動を続けていた。
ボランティアをすることで、自分自身の心も癒されていくことに気付いていた。
私も家族を失って、とても悲しい状況である。
しかしそれ以上に、両親を失って深く悲しく淋しい思いをしている子供たちが大勢いて、この子供たちは将来に不安を抱えながらも元気に生きている姿を目の当たりにした。
私は、この子供たちを励まさなければならないにも関わらず、私のほうが励まされ、元気をもらっているような気がしていた。
ある日、私は香織、玲奈、翔太が眠るお墓にお参りに行った。
私は墓前で、家族に自分の近況を報告した。
ひとりぼっちになってしまって悲しいけど、私は大震災や台風で親を亡くした子供たちを自分の本当の子供だと思って、これからもボランティアを通じて、できる限りのことをしていきたいと報告した。
私は、ひとりぼっちの悲しさ淋しさを乗り越えて、亡くした家族3人の分まで、命を無駄にせず元気に生きていこうと心に誓った。
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